20231209 梅田哲也・アシペル

20231209

予約していた梅田哲也展へ。

梅田哲也といえば、以前にart token center主催の「螺旋の川」参加予定だったものの、本番も予備日も雨が降ってしまい中止になった苦い思い出がある。今回は屋内展示ということでその点は安心。

美術手帖の体験記事も出ているので、端的に自分が気になったことだけ後で思い出せるように書き残す。

まず意外だったのはテーマパークの美学的な要素があったこと。20分毎にやってくるゲストを正確にさばくために、スタッフそれぞれに20分のアクションが割り当てられていて、それを繰り返せばローテーションが回るようになっている(ディズニーランドのライド型アトラクションのように)。この円環構造はゲストにも積極的に明かされていて、スタート地点であるワタリウム美術館最上階で木の葉(?)を下の階で案内されているゲストに対して落とすパフォーマンスがあるなど、現在の自分と過去の自分が繋がる仕組みが節々で用意されている。

もう一つは天井桟敷の演劇へのリファレンスと差異。美術館の控室へ案内されたとき寺山修司について語る音声が流れているが、これが最後の展開の予告になっている。美術館内の移動が終わると渡されたチラシに従って別会場に移動するよう指示されるが、そこには案内スタッフはおらず実はこの時点でゲストはこの展示から開放された状態になっている。別会場(=ワタリウム美術館向かいの空き地)からは、ローテーション通りに行動するスタッフとゲスト(過去の自分)が見えており、こちらに手を振ってくるので自然とこちらも手を振り返す構図になる。自分がここで感じたのは、今体験しているのは市街劇というより、手を降る行為により演劇空間の賞味期限を延長している感覚だった。終わりがはっきりしない曖昧な演劇とは少し違い、自分で終わるタイミングを決める演劇という感じ。準備されていたポットのお茶を一杯頂いたとき、他の5人のメンバーはまだ一人も抜けていなかったが、いち早く自分は脱出させて貰い帰路についた。

20231217

アシペル主催のイベントへ。飯野賢治の映画と、神谷・三上コンビのトークショーが目当て。

到着直後、元某ゲームメディアのSさんが歩いていていきなり緊張してしまった。都内のゲーム展示会に行くとほぼ確実に取材に来られていて静かに尊敬していたが、この日も案の定だった。それに比べて私は…と悪い思考に一旦なりかけるもリセットして展示を見る。飯野賢治の1週間のスケジュール表の殆どが打ち合わせで埋まっていたが、どこで仕様切ってるんだろうと気になった。

トークショーはメディアを入れておらず、SNSにも書くなということだったので触れないが、バイオ1.5の裏話などファンには嬉しい話が沢山聞けた。Q&Aコーナーは手を挙げるのが海外の方ばかりで苦々しい気分になったが、そういう自分も聞きたいことはぶっちゃけ無い。(手を上げた方の1人は驚いたことにMelosさんだった!)最後にサイン会があったので、二度とこんなチャンスは無いだろうと参加。ゴッドハンドとW101のディスクにサインを頂く。神谷さんは既にメディアでも話されている通りゲーム制作を続けるということなので、新作を楽しみにしていますとだけ短く伝えて帰った。

20231229

サンガツのライブを見に渋谷へ。事前予告通り、本当に植物と人体を使って演奏をしていた。言葉にできない…。

20231231

例年通りビデオゲーム振り返り記事を公開。本当は12/30に済ませて大晦日は料理でもしようと思っていたが、結局食い込んでしまった。

https://ainamoor.com/gametext/2023videogame/

やはり残念なのはこのラインナップにスト6を入れられなかったこと。これはゲームが悪いのでなく自分の問題で、音楽の勉強と格闘ゲームの練習がバッティングした結果、最初の1ヶ月しかまともに触れなかったのが理由。”毎日少しずつ進める枠”には1個のタスクしか入れられないというのが今年の一番の学びだったかもしれない。