20260105
「サイレントヒルf」、新ED2種を見たところで心が折れる。既読スキップ機能が足りなすぎる。
1週目の時点で気になっていたが、フェミニズムを扱っている割に、女性同士の関係を険悪な形でしか描かない(描けない)のがステレオタイプすぎると感じてしまう。修にしろ婚約者にしろ、有害な男性性を正面から描けないのにも限界を感じる。今井哲也の漫画を読んでいるときの違和感に近いだろうか。
その一方で、”サイレントヒルらしさ”への本気度は、周回を重ねるごとに強く伝わってくる。ゲームプレイや謎解きを通してシナリオを仄めかすポエジーな距離感や、陰惨な本編と真逆な泣かせるエンディングテーマ etc. 。岡本基さんはフェミニストではないかもしれないが、ゲームクリエイター&プロデューサーとしては相当優秀なんだろう。
20260106

「サイレントヒルf」おわった~。真ENDは全く面白くなかった!
1周目に見た家父長制ワールドは雛子の思い込みが入っており、実は皆いい人だし、親の決めたお見合いだって必ずしも悪いとは言い切れないですよね、というスタンスで作り手はこの話を描いていたことが判明し、それに唖然としていたらエンディングを迎えてしまっていた。
竜騎士07のネタバレ配信も見てみたところ、当初は二人の花婿候補のどちらを選ぶかでENDが分岐する「ドラクエV」のようなプロットだったらしく、フェミニズムを扱った作品という自分の読みが勘違いで、乙女ゲームの構造をサイレントヒルに持ち込んだような企画だったらしい。マジかよ…。
真相が明らかになった際に「泣きゲー」風の感動演出が入るのは確かに「サイレントヒル2」でもあったクリシェで、それを「f」の世界観でやったらこうなるんだ、という理屈は分かるが、娘に包丁を投げる親父を擁護するような話を書けてしまうのは本当によく分からない…。
クドクド言ってしまったが、このゲームは没入して遊ぶ1週目の印象はすこぶる良くて、2週目以降に問題点が露呈するせいで、印象が悪くなって終わってしまうのが惜しい。冷静によかった部分を切り分けて美点を覚えておきたいところ。