20260211
エレクトロプランクトンを研究する日。タイトルメニュー操作音の音階はDm7。
配信でICCの「三上晴子とメディア・アート教育——三上晴子アーカイヴ所蔵資料から|出演:久保田晃弘,畠中実」を見る(畠中さんをどんどん呼んで欲しい)。展示では語られなかった教師としての三上さんの姿について聞ける良いイベントだった。しっかりと台本を作りこむなど、生徒にいい加減なことを話さない誠実な人だったらしい。また無響室の展示は完全再現を諦めていないらしく、システムが動くコンピュータの情報を募っていた。
テノリオン開発日誌を眺めていたら、モントリオールでのイベントでノーマン・マクラレンの影響について語ったという記事があった。
https://tenorion.exblog.jp/7733524
ノーマン・マクラレンは僕が世界でもっとも尊敬する作家の一人です。
彼は音と映像をダイレクトに結びつける実験アニメーションを何本も作っており、
僕は学生時代にその作品を見て大きな影響を受けました。
そのマクラレンがいたのが、このモントリオールにあるNFBC(カナダ国立映画庁)なのです。
僕が音と光を演奏するTENORI-ONを作ったのも、マクラレンの影響なくしてはありえなかったでしょう。
マクラレンの偉大な業績と、自分への影響をプレゼンの冒頭で語ったところ、
カナダの聴衆に驚きと大きな拍手で迎えられました。
佐藤雅彦もアルゴリズム体操でノーマン・マクラレンを真似しているし、メディアアートに携わる人は皆通る始祖のような人なのだなと改めて認識。
20260212
キネマ俱楽部で蓮沼執太チーム。アナウンスのなかった宮坂遼太郎がサプライズゲストで参加。チームは即興多めなフリーな演奏が魅力なので、宮坂さんは相性ぴったりだった。

この日はカバー多めでミルトン・ナシメントがあった気がします(うろ覚え)。
20260213
Radio SakamotoのイベントUdayへ。

メンバー的に蓮沼さんキュレーションの「Hear Here -Gathering」が目当てで、基本はduo MUSIC EXCHANGEに入り浸っていた。
蓮沼執太、野口文、Cwondoの即興セッションを見ていたら、またしても宮坂遼太郎がサプライズ参戦して笑った。これまで縁のないメンバーで展開が予想できなかったが、何かが起きている方の即興に仕上がっており、終演後は長めの拍手が起こり演者の側が吃驚していた。近藤さんの即興は初めて見たが、カオスパッド?的なデバイスで荒々しく音を加工していて好みだった。
このイベントの新しい発見はAbiu。いきなり車のクラクション?を不気味に加工した騒音音楽でDJしていて度肝を抜かれた。
もちろん青葉市子 with 小山田圭吾 & U-zhaanも見ました。青葉市子&小山田さんの「太鼓だけでやっていけるんですか?」は静かな迫力があり最高でした。
20260214
10時に目が覚めた。明らかに身体が重い。
池袋で橋本ロマンス×サエボーグの「パワーチキン」を見る。

前半で「あれ?」と嫌な気配を感じていたが、あまり面白い劇ではなかった。というのも、サエボーグは来場者を巻き込むパフォーマンスアートの人で、観客はアイロニーたっぷりの着ぐるみたちの世界に参加しながらヤバさを自分で感じ取るという能動的な仕組みになっている。これを受動的になり易い演劇のフォーマットにスライドさせたことで、パワーが出なくなっているように見えた。おどろおどろしいBGMと共にパワーチキンが登場したとき、不気味さを観客自身が能動的にくみ取ることはさせてくれないんだとガッカリした。
新作着ぐるみであるパワーチキンは身体を着脱可能になっており、最前列に座っている人にプレゼントしてくれます。終劇後に触らせてもらったら、空気がパンパンに入っていて反発がやばかった。
次はOFS GALLERY。大西景太目当てで「三各の視角:そのように見えている」へ。
大西景太の新作があるわけではないが、NHK「名曲アルバム+」の映像はネットでの公開が無いため集中して目に焼き付けた。


他の作品では岡室健さんのブロックを模した紙風船が刺さった。質感バグ。

20260215
起きた瞬間に疲れている。二度とこんなスケジュールは組みません…。
電車で睡眠時間を確保しながら横浜KTTAへ。岡田利規新作。

能のフォーマットに忠実だがユーモアがある楽しい作品。冒頭から就職を控えた大学生が円山町で客引きの幽霊に会うアッパーな展開に笑う。15分休憩を入れた二部構成になっており、それぞれエピソードは独立している。後半は沖縄の米軍基地建設により死んだ珊瑚の霊が出てくる。
シテの正体を語る地元と人間の役がどちらも片桐はいりなのは、能のフォーマットを強調しつつ笑いどころになっている。こんな素晴らしい人が日本の至る所にいるわけないだろ。
円山町の客引きは男性が、珊瑚は女性が演じるという配役になっていて、異なる立場にあるワキを想像して降ろす構成にしてある。
舞台は恐らくアスファルトをイメージしており、ねずみ色の床に白い線で装飾されていた。沖縄には合ってない気もしたが埋め立てられた辺野古基地のイメージか。
沖縄の問題を部外者が扱うのは議論があるだろうが、脇役の男性作家は次回作のネタにできるかを見定めにやってきた部外者で、会う現地の人に冷たくされるなど、指摘を見越した設定にしているなど隙がない。
能には疎く、シテとワキがいる位しか知らなかったが、そんな自分にぴったりの内容で大満足だった。
内橋和久による演奏も素晴らしかった。バイオリンの弦を小さな棒状の何かに擦りつけていたがあれは何だったんだろう(後で調べたらダクソフォンというらしい)。片桐はいりの台詞にセッションするように旋律を重ねていくシークエンスがよかった。
夕食の時間に「星野源と松重豊のおともだち」を見ていたら、松重豊が首にSIGMA BFをぶら下げていて興奮。自分はもう購入を諦めたがいいカメラなんだろうか。
20260216
これどうやって撮っているの…?
20260217
ナイトホークス in ロミオイズデッドマン。

なぜかノーモア3よりアクションの質が下がっていて動揺するが、アドベンチャーパートの演出は悪くないので続けるつもり。