気分転換に人気の無い場所に行きたくなり、富津岬の明治百年記念展望塔を見に行った。
富津岬はざっくり言ってチーバくんのへその位置にある。キャンプ場や潮干狩り場がある富津公園まではバスが出ているけれど、そこから展望塔のある最西端までは徒歩30分の距離がある。あくまで展望塔があるだけの場所なので、観光資源というよりバイカーが記念的に訪れるような場所らしい。ここをあえて歩きで挑戦することにした。
バスが到着してすぐの場所に食堂が2件だけある。すでにお昼を過ぎていたので、「魚貝食堂たかはし」で貝丼を頂いてからスタート。
地図にも載っている通り、富津公園から展望塔への道は見事な一直線になっている。バイカーにとっては気持ちのいい場所でも、徒歩で挑むと永遠と変わらない景色を見続けることになるので、段々と現実感が乖離してくる。この感覚を楽しめない人は絶対に徒歩で挑んではいけない…。
あまりにも退屈だったので、iPhoneで動画を取ったり、PCMレコーダーで周囲の音を録音しながら進んだ。冒頭の動画と以下のAudiusにアップしてある。
富津岬に近づくと巨大な建築物が見えてくるが、これがお目当ての「明治百年記念展望塔」になる。
登ってみる。
てっぺんに到着。後ろを振り返ると富津岬全体が見事に見渡せる。
北側には東京湾。水平線の先にビル群が薄っすら見える。
南側。遠くに東京湾観音も見える。
良い景色だが、風が吹くだびに足場がぐらぐらと揺れるので長居する気にはなれない…。写真を撮るだけ撮ったら退散。
岬の先端に到着。
あの直線はもううんざりなので、帰りは海岸に沿って帰った。