三連休一日目。
歯医者に行ったついでに食料品を買い込み、後は家でOutwardを遊んでいた。正月から始めたのに既にプレイ時間が40時間を超えてて、いい加減DLCを買おうかと迷ってる。Outwardの良さを語る記事とかやる気が出たら書いてみたい。
夜はギリギリでチケットを買ってシンデレラガールズの正月ライブを見た。この1年は色々と配信ライブを見て良いものとそうで無いものがあることに気づいたけど、その中でも満足度が高かった。
先に微妙だった方の配信がどんなものだったかを挙げてしまうと、やっぱり録画映像を流していくタイプのもの。当然ライブならではの熱みたいなものは無いよね。でも本当にキツかったのは、ライブと称した配信なのに、チケットを買って見てみると明らかに編集の入った録画映像をストリーミング配信しているというやつ。このパターンに遭遇してしまうことが意外と多かった。中には録画でしか出来ない凝った演出をするものもあったけれど、だったらセルでダウンロードさせて欲しい。
逆に良いなと思ったのはスパイラルホールが関わった配信で、その中でも蓮沼執太フィルの『#フィルAPIスパイラル』が特に良かった(このブログで蓮沼執太の話し過ぎだろ)。そもそも蓮沼執太はアート側の活動で野外や公共施設でその場所に即した音を鳴らすことで特定の感覚を喚起させるという作品を作っている人なので、当然オンライン配信だから出来ること、零れ落ちることを盛り込み済みで企画している。このイベントも”API“の名の通り、ダンサーのAokidが会場の外で踊る姿が『Raw Town』の演奏中に割り込んできたり、Zoomを用いて視聴者の部屋を配信で流してしまうなどの演出がリアルタイム編集で行われる。
でも何より良かったのはコロナ禍で失われた風通しの良い空間を作ろうとしているところ。このイベントでは多くのゲストが参加していて、それもダンサーであるAokidからアイドルであるRYUTistまでいるなど、ジャンル横断的なメンバーを選出している。それに出演者は皆マスクを着けておらず、この会場限定で自由に人が会えた以前の世界が戻っているかのように見える。恐らく同じく沢山のゲストを招いた日比谷公園ライブのコンセプトを今風にアップデートにしたのだと思う。
蓮沼執太フィル オンライン公演 #フィルAPIスパイラル|Shuta Hasunuma Philharmonic Orchestra #phil_api_spiral
Shuta Hasunuma Full Philharmonic Orchestra / FULLPHONY (Live at 日比谷野外大音楽堂 2019.08.25)
それでシンデレラガールズのライブの話に戻るけど、無観客ライブでも客側は問題なく楽しめると思っていて、でも空っぽの幕張メッセの前で歌う演者側はモチベーション的にかなりきついのでは…と気になっていた。これについてイベント後にアイマス公式チャンネルでの配信で触れられていて、実は客席に巨大なスクリーンが仕込まれている。ここにはバンナムの配信インフラである”アソビステージ”の機能と連携して、視聴者がブラウザ上で操作したサイリウムの絵が映し出されている。アイマスライブでは演者や楽曲の内容に合わせてサイリウムの色を変えるという文化があって、それがバーチャル上で再現されている。
【AP生配信】【DAY1】THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Broadcast & LIVE Happy New Yell !!! 終了後感想会【アイドルマスター】
これについて、気休め程度にしかならないんじゃないかという意見はあると思う。でも、そんなものが無くてもプロフェッショナルならやりきれるだろうと切り捨てるのではなく、可能な手段を尽くして参加者全員が気持ちよく仕事ができるように動いていく態度が、熱を失わないために重要なんだろうという気がする。それが出来なかった現場だってどこかにあっただろうとも思う。
ライブ自体はいつも通り素晴らしかった。ライブ熱が高まってきて、なーはーの曲が無性に聞きたくなってきた。なんで7th行かなかったんだろう…。