旅行二日目。金沢。
前回の記事にも書いた通り、コロナウイルスの影響で市内の観光施設が一斉閉館してしまった。このため急遽プランを変更し、金沢の有名建築を回ることにした。
しかしまずは腹ごしらえということで、朝一で近江町市場へ。
って人少なっ!!
普段ならどの店も行列が出来ているはずなのに選び放題。人混みを避けたくて朝一に来たのは確かなんだけどここまでは求めてない。
異様な雰囲気を感じつつお目当てだった金沢おでんを頬張っていると、それでも少しずつ人が集まってきた。
自分も牡蠣やサザエなどを頂いて満腹に。
離脱して最初のお目当ての金沢市立玉川図書館へ。
金沢の図書館と言えば海みらい図書館が人気だけど、こちらも有名。豊田市美術館などを設計した谷口吉生とその父谷口吉郎の共同作品。外壁はところどころガラス張りになっていて、風通しの良い感じ。
しかし一番ぶっ飛んでいるのは中。おわかりいただけただろうか。
書架に一本の柱も被っていない!しかも唯一ある柱は壁との間に照明を設置して閲覧室として利用している。書架と天井までの距離もたっぷり確保されていて視界もよく通っている。やっぱり図書館で最も大事なのは一覧性であって、それを追求することで洗練された外観になるのが理想だと思うけど、まさにそれが実現されているように見える。こんな図書館を普段使いしてみたい…。
特徴的な金属製の天井と、障害物なく真っすぐに並ぶ書架。
柱が無くどこまでも見渡せる。
中庭に面する壁は全面ガラス張りになっていて開放的。図書館にありがちな圧迫感は無い。
2階(別館)とを繋ぐ特徴的なブリッジ。
宙に浮く喫茶店。
2つの棟を繋ぐ特徴的な梁。館内に柱がほとんどないのはこれのおかげなのか。
館内マップ。あの登りたくなるブリッジは児童図書コーナーへ繋がっている。
図書館のすぐ隣には公園があり、周囲一帯が市民スペースになっている。読書で頭が沸騰してきたらこちらのベンチで風にあたるのも良さそう。
この後は金沢駅へ一度戻り、地元で評判の良いステーキ屋で肉を食べた。(能登牛ではない。でも金沢は何を食べてもうまい。) その後バスで金沢海みらい図書館へ向かった。
長くなったので記事は一旦ここで区切る。