イノグレの展覧会の時期がまたやってきたので外出。
例年通り大盛況のため、早い時間の整理券が手に入らないと昼からの入場はできない。ちょうど神保町の古書祭と被ったのでそちらで時間を潰すことにした。
正直に言って古書棚は眺めるのは楽しくても持ち帰りたいものがまず見つけられないため、早々にブックフェスティバルエリアへ移動。こちらは各出版社が傷物の安売りをしていて、ブースごとに個性もはっきりしていて面白い。赤瀬川原平のエッセイや堀之内出版のあれこれを購入して離脱。
古書祭の時期に神保町に来るのは初めてだったが、屋台が充実していて、あのボンデイもカレーを売ってるのには驚いた。行列なんて並ばなくてええんや。
新宿アートコンプレックス・センターに入ると、いつものACT5のみでなく、ACT1も使用した大規模展示になっていて驚く。ACT1は画の販売はしておらず、新生カルタグラの新カットが壁に展示されているなどファン向けのコミュニティスペースのようになっていた。
ACT5ではスギナミキ氏のサイン会が始まっていたが、あまりの行列に気後れして貰う気にはならず。画を見ることに集中することにした。
アートコンプレックス・センターの展示らしく、新作の中にはカルタグラシリーズとは関連のない、スギナミキ氏のイラストレーターとしての魅力を押し出した作品も多く含まれていたのが面白かった。ゲームの画面でなくキャンバスで映えることを目指した作品はもっと見てみたい。
イノグレは殻の少女が完結してからも走り続けている印象があるので、ゆっくり休んで欲しい。