20241117
博多から帰ってきたばかりだが外出。目白で飯川雄大と大岩雄典の2人展を見る。
大岩さんは最近ゲームの分野にも手を広げられているが、今回のテーマは決闘。宝くじを1枚買って来て譲渡すると、大岩さんとの決闘に挑むことができる。とは言えその内容も一癖あり、挑戦者はランダムに配置された「偽薬」と「風邪薬」の片方を選び2人で飲み込むというもので、どちらがハズレを引いたのかはその場では知ることができない。
ちょうど会場に入ったところで決闘が始まったので観戦したが、この瞬間に会場にいた人がぞろぞろと集まり出したのを見て、これ自体がパフォーマンスに含まれているなとゾクリとする。そして勝敗はやはりよく分からないまま解散になり、胴元に宝くじが集まる。
参加に必要な宝くじの売り場は目白には無いという説明を聞いて、もう一つの目的だったエーグルドゥースに並びながらどうするか考える。若木先生のブログに度々名前が出るので一度は訪れたいと思っていた。購入まで30分くらいかかったが、東京の洋菓子店はどこも似たようなものである。帰宅してから頂いたが衝撃的な美味しさだった。
結局決闘に参加することに決めて、お隣の高田馬場で人生初の宝くじを購入。すぐに目白に戻って大岩さんに決闘を挑む。3枚分の誓約書(本人、大岩さん、ギャラリー用)を書いたのち、薬を選んで飲み込んだ。やはり見た目からは違いが分からず当てずっぽうになった。大岩さんに「風邪薬を大量に飲んでいる可能性もありますが大丈夫ですか?」と聞いてみたが、よほどハズレを引きすぎない限りは一日の摂取限界に納まるとのことでそこは計算しているらしい。
帰り際に壁に並んだ大量の宝くじを眺めながら、これでどれくらいの当たりがあるのだろうと考えてしまった。
今は家でこの文章を書いているが、ちょうど今強烈な眠気に襲われている。しかし、ハズレを引いたのか、1週間の疲れがどっと来たのかは判断がつかず、モヤがかった気分のままでいる。
20241124
写真美術館でアレック・ソスと新進作家展を見る。
狙ったのかは分からないが、新進作家展の原田さんの展示は完全に「A Pound of Pictures」でニヤリとしてしまった。キャプションによると、デシタル写真の台頭でこういった写真が物理で手に入る時代は終わりつつあるらしい。
肝心のアレック・ソスは、前年の葉山と比べると規模の関係でどうしてもパワーダウンを感じる。葉山では会場の広さを活かして8×10の巨大写真を大きく展示していた(これが本当に良かった)。ここでは等間隔の壁を置いて同じサイズの小部屋をたくさん作るという一番シンプルな構成で、前回が体育館なら今回はアパートくらいのスケールの違いがある。タイトルも「部屋についての部屋」だし実際小部屋に見立てているのだろう。少々寂しい印象はあるが、好きな作家の写真は何度見ても良いので満足した。
20241128
デコニーナさん新作のMVにショックを受ける。情報のレイヤーを越えてモーショングラフィックスの世界に突入する演出、あえて下品さを取り込むもトリートメントして食い易くするスタイルなど、橋野ペルソナ的な良さがある。新譜のTRANSFORMも聞いてみたけど昨今の音像を狙って取り込んだ曲が多く、ベテラン含めてボカロ界隈全体が勢いづいているのを感じる。(10年代半ばの停滞感はヤバかったので)
20241130
フジファブリックの「若者のすべて」をコピー。最近はhirihiriさんのfanboxに登録して音作りを勉強しているのだけど、その成果を出すべくエレクトロニカ的なアレンジに挑戦した。
夜はWWWXで蓮沼執太のSCPを見る。sing、club、pianoの3部構成のライブ。写真は客席に搬入されたグランドピアノ。
歓喜してしまったのはclubパート。初期の蓮沼執太はリアルタイムで追えてないので、Hooray辺りのエレクトロニカ曲をクラブで聞ける貴重な機会だった。今度メトロでやるin the blue shirtとのライブもこのスタイルなのかしら、と帰り道で考えていたが、有村さん&ゆnovationが会場にいた事を後で知る。気づかなかったー。
20241205
この辺りから仕事のストレスでブログをリアルタイムで書く元気が無く、後追いで簡素に一気書きしたものになる。
年末恒例の音楽サブスクサービスからのまとめ情報が送られてくる。
マルチネファンボーイみたいになってるな…。
tofubeatsが1位なのは予想通りだが、細野晴臣を長時間聞いているのが意外だった。Radio Sakamotoが無くなってからDaisy Holidayや細野曲を積極的に聞くようになったが、その余波が出ている気がする。
20241207
ギャラリー巡りの日。小泉明郎の彫刻は、安倍総理暗殺事件の写真から着想を得ているとのこと。
20241208
荒川ナッシュ医の個展へ。来場者が美術館の床に絵を描いている光景を見れただけでチケット代の元が取れる。
赤ちゃんは無事産まれたそうでカウントダウンイベントは終了済み。1E展示室で富井玲子&森大志郎をゲストに迎えたレクチャーイベントに参加した。写真の右側に人が集まっているのは、森さんがお土産としてポスターを無料で配布し始めたため。(あっという間に在庫切れになった)
20241215
山下達郎の「SPARKLE」をコピー。あの特徴的なカッティングギターを何で代用するかでかなり悩んでしまった。というかギター弾きたくなってきたな…ギター買っちゃう?
20241222
坂本龍一展へ。DVDでしか見たことのなかったLIFEのインスタレーションを遂に肉眼で見ることができた。これが最初で最後ではなかろうか。
また私の好きな作家である岩井俊夫さんと組んだ作品があるのは知らなかった。エフェクトがエレクトロプランクトンと同じで笑ってしまった。
オペラ「LIFE」はゴダールや雑誌「LIFE」のイメージだったらしい。実物見れてないので知らんけど!