20240104

20240104

正月を実家で過ごして東京に戻ってきたが、やることがなくて暇になる。アーティゾン美術館の営業が始まっているのに気づき毛利さんの個展を見に京橋へ。

何かのトリガーを受けて別の運動に変換するマシンがそこら中に配置され、かつそれらがケーブルで繋がっている。会場全体が一つの生態系になっているという意匠らしい。

マシンは音を媒体に稼働するものが多く、サウンドインスタレーション的な趣もある。坂本龍一展やevala展とはいい意味でズレがあると感じた。

20250111

U-NEXTでとうとうスティーブン・ユニバースを全話見てしまった。テーマソングを口ずさみながら泣いてます。

もともとシーズン4までをプライムビデオで見ていたものの、それ以降がCATV型の配信サービスであるブーメランのみで公開されるという厳しい状況のため視聴できていなかった。つまり、デビルマンをオマージュした残酷展開の末にスティーブンとラースが宇宙に誘拐されるクリフハンガーを見てから、4年も待ちぼうけしていたことになる。

全て見終わって思ったのは、家族がもたらす良い面と悪い面の両方を描こうとした作品なんだろうなということ。

シーズンごとに藤田和日郎作品並みに風呂敷が広げられていくが、そこではクリスタルジェムズのみでなく、ジェムズの故郷=ダイヤモンドの帝国すらも、スティーブンの母であるローズが存在することで上手く機能していた”家族(組織)”であることが明らかになる。スティーブンはクリスタルジェムズの面々に愛されているが、その一方でローズの代役を求められており、その重圧に苦悩することになる。最終話の後、U-NEXTの自動再生で劇場版が勝手に再生されたのだけど、そのイントロで今度はスティーブンがダイヤモンド帝国の王にされそうになっている展開には背筋が凍ってしまった。見た目のキュートさに反して、真綿で首を絞められるような息苦しさを常に感じさせる恐ろしいアニメだった。

日本のクラシックアニメの「世界を救う戦隊」な設定を持ち出しているものの、暴力なく話し合いでドラマを決着させたり、クイアな要素を取り込む手法は、クリスティーン・ラブの「Get in the Car, Loser!」を思い出したりした。(クラシックなJRPGのフォーマットでクイアな物語を展開するインディーゲーム。近藤銀河さんのインタビュー記事が詳しい。https://jp.ign.com/get-in-the-car-loser/56725/interview/rpgget-in-the-car-loser)

20250112

ソフィ・カルを見に三菱一号館美術館へ。原美術館の「限局性激痛」以来。

キャプション芸を見て「ソフィ・カルってそういえばこうだったわ~」と記憶が蘇る。

新宿でつけ麺を食べてから新宿ビデオマーケットへ。篠崎監督の短編集を買ったら「地獄の警備員」の絵コンテがおまけで付いてきて嬉しい。

20250113

だらっとYoutubeを見ていたら、異様な形状のピアノの動画が出てきて思わず二度見してしまった。

ヤンコピアノといって、転調しても同じフォームで引き続けられる設計になっているらしい。ピアノとギターのIFの違いを埋めるような発想で面白い。

肝心のDTMの勉強だが、長らく耳コピばかりで曲を書いていない状況が続いていたので、1週間くらいで1曲つくってみた。

本当は歌ものにする予定だったが、作詞が上手くいかなすぎてプロジェクトを捨てそうになったので、ラララのままwav書き出して終わらせた。次回頑張ります。

あと、正月に実家でコツコツ作っていた「忘れられないの」の耳コピも公開。ベースラインのコピーに苦心した。草刈さんは最高。

しかしDTMに時間を割きすぎて、ビデオゲームをやれていないことに罪悪感がある。サイレントヒル2も映画館でエディーと話してから進められてないよ。