20261102 韓国3日目 MMCA

月曜日なので基本的に美術館はどこもお休み。しかしMMCAはやっている!ということでゆっくりソウルを観光することに。

地下鉄に乗り、安国駅で降りる。朝は超人気店、カフェ・オニオン安国に行ってみた。韓国の伝統建築を改装したおしゃれカフェで、平日なのに大行列。日本人の割合も高い。

2つの行列があり、混んでるのは屋内の方。席だけキープして屋外席に並んだら、40分くらいで食事にありつけた。

カフェから10分くらい歩くとMMCAに到着。無料エリアも使ってソドホ作品がそこら中に展示されている。

ドローイングも充実。サイアノタイプの作品があるのは知らなかった。場所の記憶をふんわり残すという点で一貫したテーマがある。

今回の目玉である、韓国の家屋を丸ごとアーカイブした作品。韓紙を家に巻きつけて擦ることで、素材の表情を丸ごと記録する。完全に痺れてしまいこの部屋から出られなくなった。

これで最初のギャラリーが終わり、次のエリアへ。

今度は布!様々な家から採取したパーツが重なり合って構築された、夢のような部屋。

最後は、建築プロジェクト、服、写真などなど、他の幅広い活動も紹介されている。

いや~もう大満足。点数が多くて2時間以上かかってしまった。

ここで一旦昼休憩。三清洞スジェビで水遁をいただく。大行列だが回転も速く、20分もかからず店内へ。

すいとんも、付け合わせのキムチ(2種類ある!)も美味しい。並んでよかった。当たり前だけどキムチは日本で食べる市販のものより圧倒的にうまい。

この辺りはオシャレな店が並んでいて、表参道のような雰囲気。景福宮周辺なので韓服で歩いている人も多い。

MMCA後半戦。韓国の作家支援プログラムである「Korea Artist Prize 2026」を見る。

私は写真、映像に興味があるので、イ・ジョンウとホン・ジンファンに注目した。

イ・ジョンウの「書かれた映画、書かれる歴史」は、2つのそっくりな映像が、それも同じ映画の同じシーンが微妙に異なる内容でスクリーンに映っており、AIで生成されていることが分かる。これは「自由万歳」という抗日映画が元ネタで、フィルムの劣化や検閲により失われた40分ものパートを、無理やりAIに復元させたもの。バイアスの掛かった奇妙な映像を見ながら、鑑賞者に何が失われたかを想像させる仕組み。これはおもろかった。

ホン・ジンファンは革命運動をテーマにしており、昨日の光州ビエンナーレの作品群と共鳴するような作品を作っている。部屋に入ると壁に日本の風景写真がかかっている。

何なんだと思いながらキャプションを読んだら、一枚目は原発事故で入れなくなったエリアにあるスーパーで、2枚目は大蔵海岸だった。大蔵海岸は人工砂浜の陥没事故で子供が生き埋めになったり、花火大会に押し寄せた人が転倒してなだれが起きた場所。前者の人工砂浜は計画の段階で危険性が指摘されるも無視して続行されたことが分かり、関係者に有罪判決が出ている。

一番大きなスクリーンにかかってるのは「イメージの最高の形態は武装闘争である」。ヘッドホンをつけた人物が、1人で暗闇の中、抗議ダンスを踊っている。

期待を超えるクオリティの作品が揃っていて、スルーせず大正解だった。ソドホだけで帰ろうかと思ってたが粘ってみるもんですね。

この後は景福宮周辺をぐるっと散歩してみた。西門は映えスポットとして人気なようで、立ち止まっている人全員が写真撮影にふけっている。

アートブックを扱うOfr. Seoul。

教保文庫 光化門店。売上No.1は村上春樹の「夏帆」。本当に人気なんだ。2位はアルファ睡眠の本。

韓どろぼうもある。

夜は1人でも焼肉が食べたくて、焼肉ライク系のシステムを採用したホンゴジプ 明洞店へ。周りを見ると他の客も皆一人行動の外国人。先に提供されたライスがかぴかぴで「ハズレか?」と思ったら、やっぱり肉も美味しくなかった。完全にマーケティングだけで運営されてるタイプのダメな店じゃん。もう来ません。

最終日なので荷造りを済ませて就寝。