ツイッターを眺めていたら、神谷さんが面白い話をしていたのでメモ。
デビル製作時にブレイドを参考にした記憶はないです… RT @RedGrav09770597: ある時点での主な悪役のために、両方の主人公が若い母親と戦うことを意味しました。でももちろん、Bladeが皆さんにとって大きなインスピレーションになったことは知っています。
— 神谷英樹 Hideki Kamiya (@PG_kamiya) May 22, 2020
ブレイドは1998年公開のアクション映画で、DMCの元ネタの一つではないかとよく挙げられる作品。主人公は人間と吸血鬼のハーフという設定や、真っ黒のスーツを着込んだ男が刀や銃を駆使して吸血鬼を切り倒す光景など、確かに共通点は多い。
Blade (1/3) Movie CLIP – Vampire Killer (1998) HD
とはいえ、多くのアクション映画があるなかブレイドが挙げられやすいのは、リアリティを無視して全能感を剥き出しにした無茶なデザインというところから穿った目線で連想されてしまっている部分があると思う。
でも神谷英樹が作るキャラクターにはそういうダサさを感じたことってあまりない。神谷さんはあくまでプレイヤーが感情移入しやすいヒーロー然とした主人公を作り上げようとしているのであって、一見全能感バリバリに見えてしまうダンテも、アマテラスやビューティフルジョーと同じ発想で設計されているのだと思う。
とか考えてたら、ご本人からも同じようなコメントがあった。
ビューティフルジョー、TW101、プロジェクトG.G.を「ヒーロー三部作」としたけど、俺的にはダンテ もベヨもヒーローなんですよ…子供の頃に熱中した特撮モノやロボットアニメの魂が体に深く刻み込まれてるんです…アマテラスは神様だからちょっと異質だけど…(といいつつ変身解けたりする)
— 神谷英樹 Hideki Kamiya (@PG_kamiya) May 23, 2020
しかしプロジェクトG.G.はどんなゲームになるのか全然分からない。特撮ネタっぽい雰囲気だけど、着ぐるみの繰り出す重鈍なアクションって神谷さんのゲームとは真逆だよね。プラチナゲームズによる自社パブリッシュ作品なのに、客層を選ぶジャンルなのも気になる。勿論その辺りはちゃんと戦略があるんだろうけど。
スケイルバウンド以来神谷作品はお預けになっているので、特に特撮に興味のない自分でも楽しめるゲームだと良いね。