20240203 恵比寿映像祭・雪山・unpeople360

20240203

今年も恵比寿映像祭へ。

映像の1回性が裏コンセプトとのことで、例年以上にパフォーマンスを多めに設けているらしい。会場に着くとエヴェリン・タオチェン・ワンがスライドショーに歌唱をミックスした不思議なパフォーマンスをしていて、最後まで見てしまった。

映像で印象に残ったのはJay Chung and Q Takeki Maedaの「Caducean City」。

Jay Chung and Q Takeki Maeda – Caducean City, 16mm, silent, 28m20s, 2006 (excerpt) from J J on Vimeo.

車載カメラ映像が好きすぎるという自分の嗜好の問題もあれど、サイレンを鳴らした救急車から見える光景を撮るという発想に痺れた。ちなみに会場では超大型スクリーンに投影されていたのでかなりの迫力がある。

あとは荒木悠の笑えるフードファイトや、車椅子ユーザを排除する台湾体制についてのドキュメンタリーが良かった(スマホ歩きした人が不注意をやらかすシーンの”撮れてしまった”感がすごい)。

最後は1Fの映画館でミヤギシフトシの「American Boyfriend: For a Stranger」を見た。実は「The Ocean View Resort」は未見で、ロマンチックかつプライベートなムードにがっつり惹かれてしまったのだけど、感傷に浸る間もなく連続で続編(コロナ禍以降が舞台になっていた)を見ることになったのはちょっと勿体なかった。

他の作家の作品では、ハナ・クインラン&ロジー・ヘイスティングスの「Something for the Boys」や、小説家の高山羽根子による朗読パフォーマンスが良かった。印象に残ったので帰宅後に早速「首里の馬」をKindleで買う。

上映後に出口でミヤギフトシの書いた小冊子が貰えたのだが、2F会場にあったミヤギフトシの基準不明なセレクション作品についての解説があり、ようやく腑に落ちるという仕組みになっていた(上映に来れなかった人はノーヒントということなんだろうか)。

20240208

年に一度の木下美紗都の公式HPを覗く儀式をしたら、本当に更新があって驚いた。soundcloudと短編小説のリンクが増えている。

http://kinoshitamisato.com/

piano floatということであくまで歌唱は封印するなど、これまでの自身の活動とは距離を置いたままという印象。

小説も購入はしてみたが、メンタルが好調でないとバッドトリップしそうな気配がしたため一旦封印することにした。

20240209

山欲がひさびさに高まってきたので北八ヶ岳へ。なんかダイヤ改正でバスの本数減ってるね!

久々にパリッとした写真が撮れた。

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雪山で写真を撮る時、実は殆どのケースでファインダーを見ていない。カッコつけているのではなくて、雪山では太陽光が直に降り注ぐせいでカメラの液晶モニタが全く見えないから(アタッチメントなしのdp2 Quattroの限界)。必然的にスナップ写真の要領でやるしかない。

真面目に写真を撮るのは土台無理なので、山でカメラを構える回数はどんどん減らしているが、それでもたまにはこういうのが撮れるので止められない。

特急で「ねじまき鳥クロニクル」を読み始めたが、気まずい気持ちになる。

村上春樹の長編小説はA地点からB地点に移動するような感覚が常にあって安心して読めるのだけど、今作は主人公と妻の関係が不安定になっているのが最初に提示された後どこにも行けない。リビングルームに縛られるような構成になっている。そこに外部から奇妙な訪問者が現れて揺さぶりをかけてくるのもカウンセリングにしか見えない。主人公と妻の周りにフィギュアを置いてジオラマをつくっているような感じ。

20240210

いつもは配信で見ているRITTOR BASEに初めて直接来た。目的は蓮沼執太のunpeople 360°版視聴会。

Ableton and Max Communityにリモート参加しているときは勝手に学校の講義室のような広さを想像していたが、実際はビルの地下にあるこじんまりとしたライブハウスという感じで驚いた。

RITTOR BASEの360°音響システムは、立方体の角の部分にスピーカーを計8個配置して音場を構築するというもの。そこに従来のステレオとウーファーも加わるので8ch+2.1chということになる。

再構成されたunpeopleは、ワナパンチのmixを思い出す派手な音源位置の移動があるのは勿論、複雑なポリリズムを持つ楽曲が発音先が分かれることで聞きやすくなるという当然の効果もあった(特に”Postpone”)。

やはり連想するのはアンビエント京都のコーネリアスの展示で、2mixではピンポンディレイにしていた音が360°版では回転するmixに直されているというのがあったけど、unpeopleの楽曲もそれに近いような再解釈が加わっていて聴き応えがあった。

とにかく贅沢で、途中から音に集中しようと目をつむって聞いていたが、PAさんも空気を読んでかいつの間にか会場の照明が落とされて真っ暗になっていた。

視聴会の後は30分の休憩を挟んでパフォーマンスへ。すでにPOST、ユーバランスで見ているので今回は3回目。いつもはレコードに即興演奏を重ねる形だったが、今回は360°mix音源を使用していた。持ち込んでいる機材の種類は恐らく過去最多で、RITTOR BASE内の4エリアに分けて配置された楽器ブースを行き来きしていた。

次の草月会館でのパフォーマンスも毛色の違うものにする予定とのことだったので予定が合えば行きたい。

連休はまだ外出する予定があるので、時間潰し用に「ねじまき鳥クロニクル」の2,3巻を丸善で購入。隣のレジのお客さんが「忙しいときに来てごめんねー」と店員さんに話しかけているのを見て、水道橋良い街だな~と思った。

20240211

赤城山・・・は行ったことがあるので逆側の長七郎山へ。

なだらかな傾斜で登りやすく、眺めも最高、かつ氷樹も美しい、という雪山ハイキングの魅力全盛りの素晴らしい場所だった。

小滝に氷瀑があると聞いて奥まで行ってみたが、かなり溶けていてしまっていた。申し訳ないが日光の庵滝の方に軍配が上がる。

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小沼は完全に凍りついていてど真ん中を横断できた。以下の写真は横断している人のキャラがシルエットに出てるのが面白くてお気に入り。

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バスまでの時間が余ったので初めて「風の庵」で食事。芋串は味噌の甘さが良い感じだった。

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