20250211

20250211

3度目の恵比寿映像祭。が、疲労で朝から身体が重い…。今年はこれで最後にしよう。

角田俊也のパフォーマンスを見るつもりだったが整理券が切れており出鼻を挫かれる。展示室の音漏れから概要だけさらいつつB1へ。

一番奥にあった劉玗の《If Narratives Become the Great Flood》が今年一番のお気に入りになった。例えが悪くて申し訳ないが、化物語的なタイポグラフィ&CGを使って人間が登場する以前の神話世界をミニマル&プリミティブに表現するというもの。スクリーン前に置かれた土偶のようなオブジェクトを使ったプロジェクションマッピングも完成度が高くカッコいい。よくぞこれを日本に持ってきてくれた。

その一つ隣の部屋にあった斎藤英理の8ミリフィルムも良かった。ただただ美しい風景に見惚れてしまうが、なぜか人間関係の鬱屈にまつわるナレーションが乗っているのがユーモアがあって良かった。

最後に1Fホールで牧野貴《100年》×渡邊琢磨 弦楽五重奏ライヴを見る。

勉強不足で牧野貴さんのことを知らなかったが、The Intimate Starsにくらってしまう。特にOPに映る粒子の映像が印象深いが、暗室などの完全な暗闇に居る際に火花が見える経験の再現とのこと。瞼をつむると見えるチカチカしたあれのことだろうか。

20250215

森美術館のマシン・ラブを見る。

なかなかしんどい部分もあったがそれは後回しにして、良かったのが「デリバリーダンサーズスフィア」。Uberを思わせる配送サービスが現実の地形を無視した実現不可能なルートを配達員に提示する現象を、二人のキャラクターの対立として描く映像作品。あるシステムに触れ続けることで幻視する手触りを人間という形で描いているのがツボだった。(lainオタクっぽい感想)

キツかった部分として、ビデオゲームの均質的な仮想空間を、郊外の風景と絡めて語る作品が多すぎる。作品自体は良いが、六本木の森タワーという場所で郊外をネタにした作品を眺めるという構図の悪趣味さに腹が立ってしまった。田舎出身のお上りさんなのでね…。

20250222

東京寒い。

でも京橋へ。ENCOUNTERSを見る。

歩いてみると意外と知っている人・作品が多い。永田康祐、花形槙、大村高広…。文化庁からうまいこと資金調達しているクリエイターは多いのだなと知る。

そういえばコロナの頃にin the blue shirtが運営していたトマソンスタジオに文化庁の「文化芸術活動の継続支援事業」を適用できたという話もあったし、自主活動だとしても意外と国はお金を出してくれるのだったと思い出す。

何気にビデオゲームもいくつかあり、フツララさんのCultureHouseも声優さんの吹込み資金のために申請したらしい。

驚いたのは榊原寛の新作、『歴史の終わり』。UEの背景アーティストという認識だったが、今作はオープンワールド&シミュレーションというnot walking simulatorなジャンルに挑戦している。意外となかったタイプの手触りで好印象。頑張って完成させて欲しい。(アドバイザーがさわやかさんなのは笑ってしまった。批評家の助言って作家にとって助けになるのだろうか)

3時間かけて展示をチェックしたが、特に印象に残ったのは池添俊のスペクトラム。統合失調症患者の家族へのインタビュー映像と思いきや、視聴者を混乱させる意図不明のカメラワークや編集により定位感が失われて頭が痛くなってくる。だがそれが良い。

最後に藤堂さんの犬ロボットを見て帰ろうとしたが、人が多すぎてあまり見えなかったのが残念。子供の頃、帰り道にこういう凶暴な犬居たな…というフィーリングは受け取ったのでOKとする。

2025023

世田谷へ。森薫と入江亜季の原画展を見る。

圧倒…。

これまで好きな漫画家の原画展へ行っても心が動かなかったことも多々あり(荒木飛呂彦とか)、そのときその漫画のどこに惹かれていたのか自覚し直す。

その点森薫と入江亜季の二人は、生命力が込められた絵が魅力の殆どを占めるヤバい作家なのだと改めて理解した。心なしか他の来客者の熱量も高いように見えた。(帰り際に作家のQ&Aコーナーのパネルを写真に収める人がやたら多い)

売店で珈琲とフレグランス(入江亜季の友人がやっている店とのコラボ)を購入。

この珈琲を飲みながらイラストを眺めていると、Lo-Fi Hip Hopの気分になったのでサクッとつくってみる。

人間の気配を出したくなかったので、上モノは加えず、代わりに周囲の環境音が少しずつ変わっていくアレンジにした。そういえば初めてLiveで制作した曲もこんな感じの環境音を主役にしたビートものでした。

2025024

SIGMA Bf欲しい。欲しすぎる。私が金を持て余した中年なら即買っていたでしょう。

とは言え、自分の所持してるカメラはピーキー過ぎる性能であるdp Quattroのみであり、安心して使えるものを以前からもう一台確保しておきたいと思っていた。第一候補がSIGMA fpだったのだけど、その上位互換が登場してしまったのであえて古い方を選ぶ選択肢はない。

今は冷静な判断が出来ないのでしばらく寝かせる。とは言え4月には発売なんですが。

NIA編が登場したので少しずつ学マスを再開しているが、強化期間パフのおかげでついにFINALEを初クリア!手毬さんでした。