20260312

20260312

開発のため一度停止したClaudeの有料プランを再開しなければならないが、どうにも気が重い。

このしんどさはClaudeのトークン上限の仕様にある気がする。主な用途であるClaude Codeはトークン消費量が非常に激しく、依頼内容によっては1時間も作業できずに”その日”の上限に至る。週ではなく日で上限がある仕様のせいで、体力のある週末に一気に作業を進めることが出来ず、毎日休まずに使い続けることを強いられる。

年末は実際にそのサイクルで開発を進めていたのだが、生活ペースを自分でなくClaudeに制御されている感覚が強く、軽いノイローゼのような状態になってしまった。そもそも自主制作って主導権を自分の元に取り戻すことに喜びがあるのでは??本末転倒がすぎる。

身体を癒すため、ここ半月くらいは意識的に開発以外の雑務のみに取り組んでいたのだが、そろそろ戻る必要がある。やってらんねー。

20260314

AMCJの日。SuperCollider本を出版されたばかりの田所さんが、書籍の先の話を紹介してくれるという気になる回。

度肝を抜かれたのが最近公開されたばかりのSuperSonicという技術で、WEBでSuperColliderの音が鳴らせるというもの。以下のサイトにデモがあるが確かに音が出ている…。

https://sonic-pi.net/supersonic/demo.html

というかこれ、開発中のtronica playsで採用できるのでは?東京ゲームダンジョンではAbleton LiveへOSCを送って音を鳴らす方式を考えていたが、将来ゲームを頒布できないという課題があり悩んでいた。それもSuperSonicで鳴らせばWEBゲームとして公開できる気がしてきた。早とちりかもしれないが検証の価値はありそう。(音色はTone.jsでも十分という説もある)

それと、自分は勝手にSuperColliderはライブコーディングに特化した技術と思い込んでいたのだけれど、シンセシス機能が充実していて音作りも拘れることをようやく理解した。講座ではClaude Codeにざっくりとしたワードでイメージした音を作らせる方法の紹介があったが、これは自分でシンセのつまみを弄るのとは異なるワークフローであり、可能性を感じた。

20260315

夢の中でもぽこあポケモンやってる。

20260320

夢から醒めた。

箱庭療法的な効果があったのか、ずっと続いていたモヤモヤが吹き飛んで身体が軽い。

IGNで山田さんが指摘しているように、このゲームは人間のいない世界でポケモン同士で友達になれる嬉しさがある。子供の頃、ポケモン本篇よりも「ポケモン不思議のダンジョン」が好きだったのを思い出したり。

20260321

天気がいいので外出。会期終了間近の六本木クロッシングへ。

A.A. Murakami。シャボン玉が水面をバウンドする動きに見とれる。割れる際に注入された霧がふわっと広がる。(キャプションでやたらAIを使用していることを推していたがだから何なん。。)

ガーダー・アイダ・アイナーソン。リヒターのビルケナウじゃないが、真っ黒な抽象画に不穏なキャプションが。

細井美裕。スピーカーの音が鉄板を反射して広がる。流れているのはパリ植物園のオランウータンの周囲の音で、熱狂する来客者のリアクションが聞こえる。冷ややかなフィールドレコーディング作品。

期待のメディアアート作家である木原共。コイン投入口まである本格的なテーブル筐体でゲームをプレイする。気になるアイデンティティを持つ人物が生成されたが、その後の展開に反映されず拍子抜けする。他の人のプレイも眺めたが、容易く起業に成功したりと、ハイリスクな選択肢を選んでも最終的にはハッピーエンドに至るという、そんなわけないだろ!な展開ばかり。国勢調査データを学習対象としてるという割に無茶がある。AIの想像力の限界か、あるいは作家の制御によるものか。

梯子で「プロジェクトヘイルメアリー」を見て帰る。序盤のここどこ?ミステリは大胆にカットし、ロッキーとの友情にフォーカスを当てた判断が成功していた。「オデッセイ」見直そ。

20260322

先日AMCJで講演を聞いたばかりの斉田さんが関わっているmoidsを見に来た。会場は基盤のスピーカーから鳴る「じりじり」という音で満たされており、夏の山で虫の声を聞いているよう。各基盤はマイクで音を検知するとスピーカーから音を出すという機構で動く。素人なりの想像ではいずれ無音になる、あるいはすべての基盤が鳴りっぱなしになる展開が予想されるが、なぜか揺らぎを生じながら音を出し続けていた。おもしろい・・・。

2006年のver.1から、ver.2、ver.∞までが展示されていて、タイムテーブルに沿ってソロで再生されたりレイヤーすることで、様々な鳴り方を楽しめる。

新宿で乗り換えに失敗しつつ、初台へ移動してアルフレド・ジャーを見る。

報道写真「ハゲワシと少女」を扱った「サウンド・オブ・サイレンス」は、カメラオブスクラを思わせるキューブの中で映像を鑑賞する。箱の中に居るあなた達が欲望するからシャッターが切られるという構図を身体で感じさせる。

「ヒロシマ、ヒロシマ」もえげつないインスタレーションで、上空から撮影した原爆ドームが投影されたスクリーンが突然上昇すると隠されていたサーキュレーターが現れ、観客に強風を飛ばしてくる。広島での個展のために制作された作品らしいが、本来アメリカで公開すべきではとも思った。

一点一点の質が高く、キャプションを熟読しながら長居してしまった。今年ベストの展覧会の可能性もあるかも。