デジゲー博へ行ってきた

デジゲー博を見に秋葉原へ行ってきました。以下、印象に残ったゲームを簡単に紹介。

・獣の花

見た目はよくある格闘ゲームだが、様々な特殊効果を発動できる札?システムを採用。必殺技やバーストやキャラ交代といったアクションはこの札を消費して行う。純粋なアクションゲームではなくリソース管理要素をミックスすることで間口を広くしようという試み。展示されていたものは最低限の操作しか行えない状態で札システムの完成度は分からなかったが、対戦ゲームの記事ばかり扱っている自分にとっては気になるタイトル。話を聞いていると公開時期や配布手段、ネットワーク対戦の仕様など細かいところまで計画が決まっているようで完成が期待出来そう。

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会場ではシステムの話ばかりしていましたが、パンフ裏で紹介されているキャラ設定も何気に良さげ。

公式サイトは執筆段階でカミングスーン。

・PlayBot

ウォーリーのように箱型に変形するロボットを操作して監視ロボットに見つからないように進むステルスアクションゲーム。ステルスゲームとしての見新しさはないが、注目するべきはロボット。生き生きとしているうえにガチャガチャ感のあるモーションが大変かわいい。かわいいロボットを摂取したい人達、動向を注目するべし。またもう一つ気になったのが試遊PCの隣のもう一台のPCに表示されていたバンドデシネ風のアートワーク。話を振ってみたところ、当日会場に居らっしゃらなかったようですがメンバーの一人が制作されたものとのこと。デモではロボットのデザインのみ再現されているようでしたが、完成に向けてバンドデシネ要素が強まると個人的に嬉しい。因みにこのアートワークは公式サイトの方で見れるようです。(画面下のロボットはドラッグで回転可能)

・ジャンプガン

2Dアクションにパズル要素を加えたゲームで、弾を当てたオブジェクトを浮かすことができるジャンプガンを駆使してゴールを目指す。主人公はジャンプが出来ないため鏡にジャンプガンを打ち込んで反射してきた弾でジャンプするというギミックが頻繁にあるが、パズルの解法が正しく障害物を華麗に飛び越えた時の心地よさはなかなかのもの。この辺りのプレイ感覚は非常にポータルに似ています。またシンプルなルールながら次々に攻略法が変わっていくステージに驚かされます。デジゲー博内でも頭ひとつ抜けた完成度でした。

・VQ3

スマートフォン向けに配信されているVOXQUESTシリーズの最新作。音楽とRPGの融合というテーマはそのままに、コマンドグラフ(?)を用いた戦闘システムを採用。コマンドグラフは自分の文章力ではちょっと説明が難しいが、カタンのマップのように並べられたマス一つ一つに攻撃、防御、回復といったコマンドが振られていて、1ターンごと隣接するマスへ移動しながらコマンドを選択するというもの。コマンドのふられ方には偏りがあり、マップの右側へ行くほど防御寄り、左側へ行くほど攻撃寄りになる。不思議でならなかったのがコマンドグラフなんて初めて見たのに初プレイでスッと理解できてしまったことで、今思うとこのシステムFF13のオプティマチェンジに似てる。右へ進めばディフェンダー。左へ進めばアタッカーといった具合。音楽要素としては選択したコマンドに応じて曲が変わるという仕様でここは前作を踏襲しているが、今作ではゲージを貯めることで発動できる必殺技が存在し、それがこのPVのラストの部分。

かっこ良すぎるよね・・・。

(ゲーム内容とは関係ないですがもらったチラシがザラ紙使っててこれがまた良い)

・Wired Soul

昔懐かしのベルトスクロールアクションゲーム。特に変わったシステムが組み込まれているわけでも無いですが、コンボ、投げ、ダウン追撃、ハメ(?)などアクションゲームのツボをしっかり抑えた作りでいつまでも遊んでいたくなるような魅力がある。500円で販売されていたので購入。

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会場でプレイした時よりもゲームスピードが早いのは気のせいだろうか…。

・木造校舎を歩く

Oculus Rift向けゲームで、学校の教室という同じアセットを使用して異なるシチューエーションを表現しようというプロジェクト。片方は昼の穏やかな教室、そして自分がプレイしたのが夜のホラー要素のある教室。密かに出ないかなと思ってたOculus Riftのホラーゲームですがこんなに早く体験できる日が来るとは…。内容としては雨の降る夜の教室をただ歩くだけ…なはずもなく、雷が落ちた瞬間だけ女子学生の姿が現れます。といってもむやみに驚かすようなものではなく、机をただ見つめる姿からは裏に流れるストーリーを感じさせます。他にもOculus Rift向けのゲームは至る所で展示されていましたが、アクションや女の子と戯れるようなもの以外のアプローチに挑戦していたのはこの木造校舎を歩くくらいだったような。こういった詩的な体験を提供するツールとしてヘッドマウントディスプレイが使用できるという可能性を見せてくれたと思います。

1時から4時まで居ましたがそれでも時間が足りないくらい充実してました。来年もあるならまた行きたい。

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