今年も行ってきましたので簡単にレポ。デジゲー博は展示会であり即売会であるため、ゲーム関係の何かなら何を持ち込んでも良いというところが気に入っています。あとはTIFのようにインディーなドレスコードを持ったゲームがもっと参戦すると面白いのですが、難しいですよね。
プラモウォーズ/電通未踏組
巨大スクリーンに戦艦フィギュアを設置して戦うゲームセンター顔負けの海戦タワーディフェンスゲーム。フィギュアを設置するとその位置から索敵エリアが展開され、エリア内に侵入した敵を自動で攻撃する。フィギュアの裏にはパターン画像が印刷されていて、これをスクリーンが認識するという仕組みだそう。野生の男氏の乗馬マシーン×oculus riftに並ぶインパクトでした。
チート性能のほむほむの図
アトの跡/ほしさらい
「孤高のアオイロ」のほしさらいの新作。トップビュー視点のアクションゲームだが、体力の概念がほぼ廃止されており、代わりに主人公の後ろをついてくるヒロインを守ることが重要になる。ヨッシーアイランドやICOのような感じ。アクション面では攻撃行動に「反射」機能が付いている点が特殊で、敵の撃ってくる弾を攻撃すると打ち返して逆に相手を倒すことできる。ちなみにマップに転がっているオブジェクトを攻撃しても敵の方へ飛んでいくのでなんでもボコるのが正解。反射アクションの気持ちよさは充分確認できたので、完成版ではヒロインとのストーリーがどんなものになるか気になる。
VOXQUARTER/No Mark Games
昨年もプレイさせてもらったVOXQUARTER。最新版は戦闘バランスがよりシビアになったほか、各コマンドに経験値を振って強化できるシステムが追加され、戦闘前のビルドでうんうん悩む楽しみ方ができるようになりました。あまりにも楽しいのでついついラスボス戦までやってしまいましたが占有しすぎて少し申し訳なかった。
あとゲームデザインの魔導書も購入。あとでゆっくり読む。
みょふー会
夏コミで手に入れた四季の狂剣 神無絶景が最高の出来だったので、無印版神無絶景を購入。四季の狂剣 神無絶景はDL版が出ているのでオススメしておく。
これからの同人ショップのあり方についての同人誌/三月兎
秋葉原の同人ゲーム専門店三月兎による同人誌。三月兎の品揃えは凄まじく、同人ゲームで欲しいものがあればとりあえずこの店に行くようにしています。この本はそんな同人専門店を経営する中で得られた知見について書かれた貴重な資料なのです。きっと。(これから読む)
伊 for Arduboy/惑星まりも
ソナーで敵を察知して登場する前に魚雷で殺すSTG、伊のArduboy版の展示を見に行った。ArduboyはAuduinoベースで動く小型ゲームマシンで少し前にkickstarterをやってました(僕もBackしました)。まだ出荷されていなかったはずなので、開発者向けの先行版か何かを使っているのだと思います。実物は写真で見た印象よりも小さかったですが、PC版伊の面白さがしっかり再現されていました。
獣の花/MUJINA NEST
昨年も取り上げた獣の花。簡単に解説すると初心者向けにルールをリセットしようという思想の格闘ゲーム。結構気になっているのですが、正直展示物は去年とあまり変わってない感じ。基盤固め中なのだと勝手に想像してます。来年に期待!
キャラデザ良いですよね。早く動かしたい。
箱庭の彼女/ふりかけ屋本店
zip zap bot(ごめんなさいタイトルうろ覚えです…)/デリハリゲーム開発ゼミ総合
この二作品は同時に紹介したい。両作は二つの共通点があって、一つはoculus rift用のVRコンテンツである事。もう一つはVRに監視カメラネタを絡めている事です。箱庭の彼女はRepubliqueのように監視カメラを通して少女を視認しながら基地の最深部へと侵入していくゲームです。せっかくのVRゲームなのに主観視点ではないのかと思われるかもですが、少女の存在感が濃く出ていてこれがなかなか良いのです。そして最深部へ到達すると少女は銃口をこちらへ向けて…とカッコイイオチが用意されています。次にzip zap bot(名前違うかも。指摘下さい)は下半身を無くし動けなくなったロボットが、監視カメラや他のロボットの視界をハックして復活を目指すという内容。システムは完全にWatchDogsのハックと同じものですが、oculus riftで遊ぶと部屋の立体感が感じられてこれまた良い。僕の中でデジゲー博は最新のoculusゲームの体験会の側面が強くなってきていますが、VRネタの最前線はここなのでは!と静かに興奮していたのでした。
以上。