20260629
SteamサマーセールでBaiyon作品を一気買い。
「Dreams of Another」の素晴らしさに圧倒される。かつてのインディーゲームにあったオルタナティブ性に再会するような体験。こんなところにいたのか。

銃を撃つことが破壊を意味しないゲームデザインで終わらせず、銃の手触りそのものは気持ちよく作りこんでいる点がゲーム全体の説得力になっている。サイレントヒルfが実践していたような、夢を歩く感覚をレベルデザインや構成に落とし込む技術も高い。業界の外のクリエーターをゲームに引き込むと手触り関連は本当に事故り易いが、そこは流石のBaiyonですべらない。サウンド、ビジュアル、手触りの三点がここまで個性的かつ統合されている作品は見たことない。自分の中での新たな金字塔を見つけたかもという気持ちでプレイしていた。(熱っぽいがまだ再序盤しか触ってない)
20260630
imdkmさんのZINEフェス参加記事を読んでいたら気になる記述が。
https://imdkm.com/blog/zfsnd2606_report
印刷所といえば、これは藤谷さんと話していて知ったんですが、ZINEの印刷に使ったプリントパックって労働環境が相当悪いらしく、格安印刷のなかでも労災(死亡事故)やハラスメントで知られているとか。
私もゲムダン参加したときプリントパック使っちゃってた。次から気を付けます。
20260702
リズム天国発売日。スタッフクレジットまでプレイしてしまった。体験版でも気になっていたが、音声読み上げ機能はアクセスビリティを意識したものだろうか。
メイドインワリオといい、ゲームにリミックスを導入する任天堂のこのラインは本当好き。一方で、リズムという題材に本気で取り組んだ結果、まるで軍隊でも入ったかのような規律を強いられて、音楽の暗黒面に迷い込んだように感じる。抵抗するように空き時間にアドリブを必死で入れるが、当然評価はない。パラッパラッパーの偉大さを改めて思い知る。(スペースチャンネル5は目押しアンチかつアドリブありで最もバランスが良いかもしれない)
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無粋かもしれないが、譜面化するとこうなるのね。
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「Dreams of Another」もあっと言う間にクリア。オチは弱かったが気にならないほどの傑作。すべてのエピソードを読んでしまうと、素直にアーティスト、アウトサイダーの葛藤についての話だった。特に枯れた花を描こうとして教師に拒否されるエピソードは似たような経験がありぞわぞわした。自分は上京して以降すっかり現代アートウォッチャーと化したが、大衆的な価値観にならそうとする日本の居心地の悪さからの逃避だったのかもしれない。
サンレコ3月号のBaiyon記事は当時もチェックしていたが、改めて見返そうと思う。
20260704
いい加減に夏休みの旅行に向けて予約を済ませないと不味い。PCに張り付いてひたすらリサーチ。
息が詰まるので夕方は外出して「急に具合が悪くなる」を見た。TOHOシネマズ日本橋の小さいシアターでの上映だったがしっかり満席。
帰り道では撮り続けられる映画監督ってなんだろうということを考えていた。黒沢清は膨大な数のフィルモグラフィーがあるが、未だに毎作新鮮味を持って映画館に通えている。「悪は存在しない」は新しい濱口竜介を発見する喜びがあったが、「急に具合が悪くなる」の劇中劇(あるいはワークショップ)が物語の山となる構造は過去作の反復に見えた。それでも3時間半もの映画を飽きることなく最後まで見させる能力には圧倒されるのだが。
20260705
丸一日引きこもり、なんとか飛行機とホテルを確保。疲れた。。
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steamサマーセールで買ったlvl374作品をプレイ。グラフィックのエッジさに惹かれて購入したが、正直面白くない。
「NIDANA」は良い方で、弐瓶勉作品の永遠に建築物が続いていく世界をデモシーンの技術で再現したかのようなアーティスティックさがある(PS4のBoundに近い)。しかし、正体不明の女性キャラクターを使ってプレイヤーを牽引しようとするせいで、どうもカッコつかない。近年の弐瓶勉の悪いところをそのまま踏襲しているような苦さがある。
最新作の「halfmoon」はがっつり女性キャラが登場するが、やはり人格が見えてこず、広告やファッション誌の表紙みたいな表層的な存在に留まっている。
「Dreams of Another」があまりにも素晴らしかったので軽率に新しいゲームを触ってみたが、興味深いコンセプトとそれを実現できる技術の両方を備えたクリエーターにはなかなか出会えないよな、と再びテンションにブレーキがかかってしまった。
ちなみに「Bound」のデベロッパーPlasticは、BFSというボクセルのカジュアルゲームを作っているらしい。チャラいけど核はブレてない・・・?