この日は健康診断で鶯谷にある健診センターへ。どうしてそんなところに・・・と思われそうだけど、ここには都内で最も気に入っている銭湯の一つである萩の湯があって用事を済ませた後に湯につかるという計画だった。が、コロナウイルスのせいでとても銭湯なんか行ける雰囲気ではなく断念することに。そのまま帰るのも勿体ないので日暮里で蕎麦を食べたついでに千駄木方面へ散歩してみた。
日暮里駅から北側へ向かうとやたら賑わっている商店街にたどり着いた。谷中ぎんざというらしい。
観光地のようにスイーツや雑貨の店がずらっと並んでいて、その中にポツポツと昔ながらの食料品店が紛れているという面白い場所だった。とてもアクセスの良い場所とは思えないけど、明らかに地元の人には見えない若者や外国人観光客で溢れていた。不思議。
千駄木は坂だらけで歩きにくい場所だけれど、ローカル感のある店や建物が多くて見ていて飽きない。
あっ、毛沢東!
コロナウイルスの影響で閉館していた森鷗外記念館。知らなかったが、この辺りには観潮楼と呼ばれる森鷗外の自宅があったゆかりの場所らしい。
本郷図書館。ちょっと宗教的な雰囲気を感じる外観。
時代に取り残されたかのようなヤマザキ。
グーグルマップでたまたま見つけたSCAI THE BATHHOUSE。なんと李禹煥の個展をやっていた。
台東区らしく、かつてあった銭湯をリノベーションしてギャラリーにしてしまったらしい。入り口には靴入れがそのまま残っている。
中は綺麗に改装されて真っ白な空間になっているけれど、シルエットは銭湯のままなのが面白い。天井には換気用の窓だった部分がそのまま残っている。ゆとりのある広い空間とシンプルな李禹煥の作品は、とても相性が良いように見えた。