2020年12月3日、外山圭一郎氏がSIEから独立し、自身のスタジオであるBokeh Game Studioを設立したことが発表された。
外山さんは自分の最も好きなゲームディレクターの1人で、『SILENT HILL』『SIREN』『GRAVITY DAZE』などの作品を手掛けてきた。外山さんの世間的な評価としては、作品に強烈な外連味とキャッチーさの両方を込めるという難しいディレクションをこなし、愛されるIPを生み出すことができる人物といったところだと思う。例えば『GRAVITY DAZE』はメビウスなどのバンドデシネに影響を受けたビジュアルを採用した作品で、これだけではニッチな内容になりそうなところを、特殊能力を持つ快活な少女が市井の人々のために奮闘するという日本の往年のアニメのエッセンスをミックスすることで、間口の広い作品に仕上げている。ダメ押しに音楽は多くのアニメ楽曲を手掛けてきた田中公平氏に依頼するなど、ディレクターとして非常に優れたバランス感覚を持っていることが分かると思う。
しかしもう一つ触れておきたいのは、『SIREN』以降の作品に共通してみられる、ビデオゲームの中にメディアアート的なアプローチを持ち込む手法だ。
Bokeh Game Studio設立記念!というにはお粗末で短い文章になるけれど、簡単にまとめてみたい。
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